本校は、『文武不岐』を掲げています。運動部ばかりでなく、文化部も熱心に活動しています。吹奏楽部、美術部、科学部、茶道部、家庭調理部、JRC部、書道部、演劇部、そして文芸同好会も少人数ながらも意欲的に創作活動を行っています。
今回、文芸同好会一年の高野琴音さんの作品が、茨城県高文連 文芸部中央大会短歌部門 最優秀賞を獲得いたしました。 来年広島県で開催される、総文祭に参加できることになりました。
【 本当は宇宙が見たいこの星の
外側じゃなく君の内側 】
出品された90作品以上の短歌の中から見事最優秀賞に輝きました。おめでとうございます。
一年 高野琴音
【 駆け足の大きな背中が遠ざかる ただ憧れのそのままに 】
【 海色のブランケットが汐からい 汗を吸い込む晩夏の夜に 】
一年 大貫瑠香
【 大いなる夢へと続くこの道を 雨にも負けず走り出す君 】 【 七時半鞄と気持ちが重いまま 教室開ける月曜の朝 】 【 夏祭り早く見せたいこの浴衣 君が来るまであと十五分 】
二年 堤あいか
【 結局はわかり合えずにすれ違う 離れた友を気にかけながら 】
【 助動詞の活用表を見ていたら ぼくらと同じ十人十色 】
二年 町田美穂
【 青空を映さぬ瞳に写るのは 四角い画面のスマートフォン 】
【 未来などわかりはしない世の中で 涙こらえて生きる若者 】