平成27年度 進路講演会が開催されました。
演題 『英語、そして英語教育』
講師 文教大学国際学部教授 阿野幸一 先生
早稲田大学教育学を卒業後、埼玉県の公立高校の英語教員として勤務いたしました。硬式テニスでインターハイに出場するなど、部活動の指導に精力的に取り組みました。
34歳で英語教育を極めたいと一念発起して、県立高校の大学院修学制度で、早稲田大学大学院に入学、その後、修士課程・博士課程を修了いたしました。
大学教員として早稲田大学・茨城大学教員を経て現職。専門は英語教育学(主として中学校・高校での指導方法)を研究されています。
全国各地で、中高の英語教員対象の研修会で講演会でも活躍されております。また、2008年度より NHKラジオ第二放送『基礎英語3』の講師を5間担当し、2013年度から『基礎英語2』の講師を担当しております。
1 自己紹介 2 生徒としての英語学習 3 英語講師として
4 英語教育の研究者として 5 英語で世界を広げましょう
生徒たちは、メモをとりながら熱心に講演に聞き入っていました。
講演の中で、特に印象に残ったことは、以下の6点でした。
(1)2009年度の『基礎英語3』では、1年間にわたって水戸近辺の歴史、人物、観光スポットを話題に取り上げた。たいへん親切にしていただき感謝している。
(2)英語の達人たちは、『音読』を重視している人が多い。
英語を上達したい生徒は『音読』しなさい。
(3)『音読』は1種類ではない。様々な音読が開発されています。私は、現在30種類にチャレンジ中。
(是非 基礎英語を聞いてください)
(4)私は、大学時代テニスに熱中しました。しかし、英語でも毎日、必ずNHKの『ラジオ講座』『ラジオ英語ニュース』を有効に活用してきました。
(5)大学の恩師の言葉
英語を上達するためには、いろいろなものに挑戦するより、『何か一つだけでも良いから、最後までとことん追求した方が有効である。』
(6)音読の効果 実証研究結果(茨城大学講師時代に茨城大学生で実験) 一日20分間の音読を90日間継続 → 3ヶ月後 TOEICを受験
平均80点の上昇が得られた。 (最大280点の上昇)
語学の習得には、継続は欠かせない。
毎日学習することが大切。
『継続は力なり』