2017.5.10 ‘Inspiring Quotations’ 始めました

本校のいたる所に生徒の心へ訴えかける言葉が掲げられています。

例えば,教室棟と管理棟を結ぶ廊下の通路の壁に「おかげさま」という上所重助の言葉が貼ってあります。反対側の陳列ケースには,創立30周年の記念講演の講師大江健三郎の色紙が飾られています。またグラウンドに出ると「お蔭様」という大きな文字が目に入ります。野球部の卒業生から後輩への贈る言葉だということです。

昔から言葉には人を動かす大きな力があります。西洋には‘The pen is mightier than the sword.’「ペンは剣よりも強し」という格言があります。しかし昨今,米国の大統領選挙でもみられたように,言葉や客観的事実が軽んじられ, 「ポスト真実」なる言葉まで生まれています。今年度の東京大学の入学式では,このような風潮に警鐘を鳴らすため,五神学長が式辞の中で「言葉を大切にしよう」と強調したそうです。そこで,今年度から生徒をinspire(その気にさせる・心に火をつける)する英語の引用文を昇降口近くの場所に掲示することにしました。

古今東西の偉人が残した言葉や,自分の好きなフレーズを月に2・3回のペースで更新する予定です。下の写真は実際に掲げたボードです。No.1(1回目)に選んだのは,本校の建学の精神である「継続は力なり」にあたる英語です。No.2はある英語の雑誌に載っていたフレーズです。「その時はわからなくても,全ては結局よい結果につながる」という前向きな内容です。どちらもAnonymous(作者不詳)です。

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