12月16日(土)17日(日)の両日埼玉県の東京国際大学で開催された,「第12回全国高校生英語ディベ-ト大会in埼玉」に参加してきました。主催は一般社団法人全国高校生英語ディベ-ト連盟(HEnDA)です。実は第11回大会は茨城県の高教研英語部主管で,昨年水戸市の常磐大学高校で実施されました。本校は参加してはいませんが,生徒,保護者の皆様に広く英語ディベ-トについて知ってもらい,今後の本校教育活動に資するために紹介したいと思います。
全国大会への出場校は,各県の地区大会の規模や参加校数を基に主催者によって決定されます。本県では英語ディベート大会「ロ-ズ杯」の上位入賞校が例年出場し,今年は水戸一高,竹園高,並木中等教育学校の3校が出場しました。全体の出場チーム数は昨年と同じ64校で,英語によるレベルの高いディベ-トが行われました。今回の論題は,以下のとおりです。
Resolved: That Japan should significantly relax its immigration policies.
(論題:日本は移民政策を大幅に緩和すべきである。是か非か。)
大会は,予選ラウンドを5回戦い,得点によって準々決勝進出校が決まり準決勝,決勝と進みます。今回は埼玉県代表校の一つである,市立浦和高校が優勝しました。本県勢は竹園高校が準々決勝で惜しくも敗れ5位の結果となりました。
ディベ-トでは批判的,複眼的思考力が鍛えられ,自分の考えに理由や根拠をつけて論理的に立論したり反論することで,相手を説得できる能力を身に付けることが可能となります。今後グロ-バル時代を生き抜く日本人にとっては,必須の能力です。先日公表された大学入学共通テストのプレテスト国語の問題でも,複数の異なる資料を読んで自分の意見をまとめる力が試されています。英語や国語で日頃から多くの資料を読み,根拠に基づき自分の言葉でまとめる訓練をすれば,充分対応可能です。次期学習指導要領で重視され,大学入試でも必要となる「思考力・判断力・表現力」を育成する方策を,今後本校でも模索していきたいと思います。
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