筑波大学高大連携シンポジウム2018が,11月3日(土)に実施されました。
シンポジウムは2009年から始まり今年で10回目の開催です。本校は2010から筑波大学との高大連携を始め,今回が9回目の参加となります。今年度は「-若い力で
Society5.0を実現する-」のテ-マで開催され,本校からは2年生10名が参加し研究発表をしました。今回は県内5校に加え,北海道の手塩高校も遠方より参加しました。手塩町は現在筑波大と社会連携事業を進めており,ライドシェア-等を導入しているとのことです。
本校は第1部の「数理モデルでレジリエントな地域を構築する」というテ-マで,7月より地域課題への取り組みと研究を継続してきました。3班に分かれ研究成果のプレゼンテ-ションをしました。どの発表も,フィ-ルドワ-クに加え数理的な解析がされた内容で,よくまとまっており素晴らしい発表でした。
各班の発表のタイトルと研究概要は以下のとおりです。
1班 「豊浦学区のゴミ集積問題」
ごみ集積所の位置をうまく決めて家からの距離を最小に
2班 「e-Paletteは日立を救う」
e-Paletteのル-トをうまく決めて移動販売の移動期間を最小に
3班 「東海原発事故時の避難計画」
避難計画をうまく決めて被ばく量を最小に
第2部で行われたト-クショ-では,本校の石原悠成君が高校生代表に選ばれ,大学准教授や大学院生と高大連携の感想や地域活性化について意見交換をしました。来賓をはじめ多くの聴衆が耳を傾けるなか,壇上で落ち着いて自分の意見を発表しました。ト-クショ-に参加予定だった,社会工学専攻の修士課程に在籍する鹿島アントラ-ズの中田浩二さんが,「失敗を恐れず目標を持ちチャレンジして,コミュニケ-ション力を身に付けることが自分の幅を広げることにつながる」という動画メッセ-ジを送ってくれました。