2023.04.04【離任式】を実施

 職員室入り口のホワイトボードの下に、百人一首で有名な和歌がマーカーで書き込まれていました。

  • 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ   紀友則(850~904) 

 この時期は、和歌が読んでいるように、暖かい日差しが降り注ぐ春の日なのに落ち着いた心もなく散ってしまう桜の花のように、私たちの心も「出会いと別れの中」で、どことなくうら悲しく寂しい心持ちがする季節です。 4月4日(火)午後、 例年になく早く開花し、満開となった桜が咲き誇る中【離任式】が行われました。今年度、日立北高を離任される先生方は15名。いずれの方も、生徒の指導に情熱を傾け、本校の発展のために寄与された方々です。校長が離任される方を紹介し、感謝の言葉を送りました。その後、離任される先生方、一人ひとりからメッセージの言葉を頂きました。生徒会長の斉藤 かさねさんが、各先生方への惜別の思いと感謝の言葉を述べ、生徒会代表から、先生方一人一人に花束を贈呈いたしました。 離任される先生方の言葉は、一人ひとりの人柄が溢れ、生徒達や残された先生方の心に響くものでした。日立北高の素晴らしさや生徒の素晴らしさを語っていただき、生徒の自己肯定感を高めていただきました。教師について語った有名な言葉に,「よい教師は上手に説明する。 更によい教師は自らやってみせる。 最高の教師は生徒の心に火をつける。」というものがありますが、離任される先生方から、まさに『心に火をつける』お話を頂いたものと考えております。 離任される先生方のお話を伺いながら、先生方の日立北高への思いと、日立北高で過ごされた時の重みを感じずにはいられませんでした。長い間お世話になりました。そして本当にありがとうございました。離任される先生方の益々のご活躍とご健康をお祈りしております。 

 

 

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