2018.2.7 高校生国連グローバルセミナ-(東京 国際連合大学本部にて)

2月6(火)7(水)の2日間,平成29年度茨城県高校生国連グロ-バルセミナ-が東京の国際連合大学で開催されました。以前報告しましたように,本校からも2名の生徒が参加しています。校長が参観した2日目の生徒の活動の様子を報告します。このセミナ-の目的は,国連大学において,国際問題に関する講義の受講や留学生との懇談を実施することで,国際的な視野及び国際社会に貢献しようとする態度を育成し,国際社会に向けた生徒の主体的な進路選択を支援することです。まず高校生にはあまり馴染みのない国際連合大学について簡単に説明します。
国際連合大学(英語UNITED NATIONS UNIVERSITY, 略称UNU)は日本に本部を置く唯一の国際連合の自治機関です。国連大学本部ビルは東京の渋谷区神宮前にあり,青山通りを挟んで青山学院大学の反対側にあります。活動そのものは1975年より始まり,現在の建物は建築家丹下健三の設計により1992に完成したものです。国連とその加盟国にとって重要な地球規模の諸問題の解決に,調査研究と研修を通して貢献してきました。
正確には「大学」ではなく「シンクタンク機関」および「大学院」の機能を持つ組織です。また「大学院」としては、修士号・博士号の取得ができる教育機関として位置付けられています。入学は大学卒業者または社会人が対象です。詳細は大学のホ-ムペ-ジをご覧ください。
今回のセミナ-の目的は,国連大学が定めた17の持続可能な開発目標(SDGs)
ついて,高校生にできる取り組みをまとめ英語でプレゼンテ-ションをすることです。午前中と午後の前半に国連大学で学ぶ留学生4人(博士号所持)から関連する項目について講義を受けました。その後8班に分かれ留学生とディスカッションを行い,最後のまとめをして,各班が研修の成果を発表しました。本校生の2人が属する班の発表内容は以下のとおりです。
高橋  萌(1年生 Group3) 解決課題Goal 4(Quality Education)
宇野未菜実(2年生 Group7)解決課題Goal 6(Clean Water and Sanitation)
緊張しながらも,2人とも落ち着いて英語でプレゼンを行いました。プログラムの最後に
国連大学サステイナビリティ高等研究所,アカデミックプログラムオフィサー齊藤 修博士から一人ひとりに修了証書が手渡され2日間のセミナ-が終了しました。

カテゴリー: 研究・研修 パーマリンク