2019.11.4 筑波大学高大連携シンポジウム2019

2019.11.4 筑波大学高大連携シンポジウム2019
本日,筑波大学で開催された「筑波大学高大連携シンポジウム2019」に本校生徒26名が参加し研究発表を行いました。このシンポジウムは2009年から始まり,今年で11回目の開催です。本校は2012年から筑波大学との高大連携を始め,今回が8回目の参加となります。
 

今年度は「-若い力がスマートシティを牽引する-」というメインテ-マで開催され,本校からは2年生26名が参加し,第一部「最適化で地域課題を解決する」において,班別に研究発表を行いました。本校は,6月より筑波大学システム情報系社会工学域の教官及び大学院生の指導のもと地域課題への取り組みと研究を進めてきました。当日は,時間の関係で研究成果を,三つの班がPPTを使用しての口頭発表,他の三つの班がポスター発表の形で行いました。他に竜ヶ崎第一高等学校,豊島岡女子学園高等学校の生徒が研究発表を行いました。いずれの研究も,地域の課題を高校生らしいフレッシュな発想と視点で捉え,基本となる,論理的な思考,数理モデル,フィ-ルドワ-ク,データの解析により結果と考察を導くというひじょうに優れた内容でした。

    

本校各班の発表のタイトルと研究概要は以下のとおりです。
1班「郵便ポストの配置をうまく決めて投函コストを最小化」(ポスター発表)
利用者の視点から投函コストを最小に
2班「バス停の配置をうまく決めて移動距離を最小化」
高齢者の利用増加を促進するために移動距離を最小に
3班「市内のAED設置場所をうまく決めて移動距離を最小化」(ポスター発表)
最短時間でAEDの処置を施すために移動距離を最小に
4班「移動販売のルートをうまく決めて移動販売の移動時間を最小化 (ポスター発表)
販売者と利用者のための移動販売の効率化
5班「街灯の配置をうまく決めて街の明るさを最大化」
歩行者の視点からの安全のための街灯の配置
6班「避難経路をうまく決めて避難時間を最小化」
校内避難経路を再考して避難時間を最小に
第二部「デジタルスマートシティで地域を再生する」では,「道北再生計画」をテーマに北海道天塩高等学校,「つくばみらい市スマートシティ化計画」をテーマにつくば秀英高等学校が発表しました。いずれも斬新なアイデアで取り組んだ研究で,出席していた自治体関係者の方々も感心する素晴らしい発表でした。発表の後は,「若い力・リカレント力で令和を勝ち抜く」というテーマでトークショーが行われました。ステージ上の出席者からは,さまざまな意見や考えが述べられたいへん有意義な時間となりました。
参加した生徒の皆さんは,大学の研究とはどのようなものか,高校の勉強が将来どのように役に立つのか,大学で何を学ぶべきか, 将来どのような職業を選択したらよいかなど,この事業をとおして,たくさんのヒントを得られたのではないかと思います。また,当日は,筑波大学雙峰祭(学園祭)の最終日ということもあり,学生の充実したキャンパスライフに触れることもできたのではないかと思います。
Imagine the future
We shall go together
(筑波大学メッセージソング「IMAGINE THE FUTURE ~未来を想え」より)
 

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