17日〜19日の三連休。毎朝，３年生達がJOYホールに集まってきます。その目的は，「チャレンジ30」に参加するためです。

　今朝も午前７時過ぎに正門付近で，８月中にリニューアル予定のホームページ用の写真を撮っていたら，「おはようございます。」と女子生徒から声をかけられました。
　　　「チャレンジ30に参加しているの？」
　　　「はい。」
　　　「予定どおり勉強できてる？」
　　　「何とか頑張れてます。」
　　　「自分や先生達を信じて頑張るんだよ。」
　　　「はい。」
　表情がとてもいい生徒で，私も朝から清々しい気分になりました。

　「チャレンジ30」というのは第３学年が希望者を募って行っている取組で，「17日から19日までの三日間で自分の力で30時間勉強しよう」というものです。そしてこの取組は，基本的には自学自習です。

　三日間で30時間の勉強をしようというのですから，１日当たり10時間になります。その10時間を，教員に指示される勉強ではなく，自分で計画を立ててやってみようという取組です。日頃，学校での授業や課外に慣れてしまっている生徒達にとって，10時間を自分だけでやり抜くというのは，結構大変なものなのです。

　１日10時間の勉強をするだけなら，何も学校でやる必要はない，という考えの方もいることと思います。その方が効率的かも知れません。しかし，あえて学校でやることで，生徒達に「受験は団体戦だ」ということを実感として分かってほしいのです。
　長年進路指導をしてきて感じるのは，クラスがまとまっている年，学年がまとまっている年は，受験の結果もいいのです。つまり，生徒達の進路希望を実現させるためには，クラスそして学年の雰囲気が大切なのです。そういう意味で「受験は団体戦」というわけです。

　何とかして生徒達の希望を実現させたい。その取組の一つが「チャレンジ30」なのです。

　生徒達は，部屋の後ろから写真を撮るのも憚れるような真剣さと緊張感をもって連日頑張っています。頼もしい限りです。

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