Nippoku Style | 夏の少年
 
 校長室で仕事をしているとき,疲れて視線を机の上から少し上げるとこの少年と目が合います。この絵のタイトルは「夏の少年」。本校2年生,岡田栞奈(おかだ かんな)さんの作品です。どんなに疲れていても,この少年と目が合うと,「元気出してよ。」と言われているような気がして「よし,またやるか。」と机に向かう元気が出てきます。
 岡田さんに,この作品を描き始めたきっかけを聞いてみました。
 お姉さんがある美術展を見に行ったとき,「暗い感じの作品が多かった。」と話していたの聞いて,「自分は明るい絵を描いてみよう」と思ったのだそうです。少年のモデルは,自分の弟と妹の小さい頃の写真をみてイメージを創り上げたと言うことでした。
 
 将来は理系の大学に進みたいという希望の岡田さん。大学が行っている体験入学にも参加するなど,自分の将来を見据えた勉強をしながら,一方では自分の内面を現す作品の創作も続けています。「夏の少年」は10号の大きさの作品ですが,現在は30号の作品を制作中です。
 
Kan-na's Comment

 私は,この「夏の少年」が生まれて初めて描く油絵でした。見る人に元気になってもらえるような絵を目指し,明るい絵,明るい表情を意識しながら描きました。納得いかない部分も多々ありますが,当初から目指していた明るい絵にできあがったと思います。



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