Nippoku Style | 二つの絨毯
今朝自宅を出る時、家の窓ガラスを叩く横なぐりの強い雨で、玄関から駐車場までの短い距離の間に、傘をさしていてもびしょ濡れになってしまいました。運転席に座って濡れた服を拭き、「自分は車だけれど、駅から歩いてくる生徒達は大丈夫かなぁ?ビショビショだろうなぁ。」と思いながらエンジンをスタートさせました。
国道に出たら、いつもと違って車がずっと先まで連なっているのが見えます。結局、いつもの倍の時間をかけて学校に着きました。
学校について直ぐ、職員室で今日の日程を少し遅らせる必要があるかどうか検討しましたが、生徒の登校状況を調べてみたら、8時10分にはほとんどの生徒が登校していました。
職員もいつもの時間に全員が揃い、日程を遅らせることなく今日一日が始まりました。今朝のあの大雨にもかかわらず、普通に始めることができたことは、当たり前といえば当たり前ですが、職員も生徒もすごいと思いました。
職員と生徒に感心しながら校舎を歩いていたら、日立北高の職員と生徒をたたえるように、あの強い風のために落ちたモミジの葉が、雨の中に鮮やかな絨毯を拡げてくれていることに気づきました。
そしてもう一つ。図書室前の廊下には、生徒が滑ると危ないからと、湿気で濡れた廊下をモップでふいている数人の先生の姿がありました。その姿を生徒達は見ることはありませんが、先生方が図書室前に敷いてくれた見えない絨毯を感じ取ってくれる生徒が一人でもいることを期待しています。
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