Nippoku Style | うわぁ！ 透明だよ！
今日は、生物の授業を参観しました。ちょうど「目の構造」を確認する実験で、生徒達は興味を持って解剖に取り組んでいました。
解剖は、実験用に市販されているブタの目を使って行われていました。実験は、ハサミとピンセットを使って、眼球の周りについている筋肉などの組織片を取り除くことから始まりました。眼球がむき出しになったら、眼球全体を覆っている膜を切開して内部の様子を観察し、最後に、目のレンズを取り出して、それで文字などが拡大されることを確認しようというものです。
生徒達は興味深げに、いろいろなことを教員に質問したり、友達同士話しながら解剖していました。
先生、この太いヒモみたいなの、なんですか？
それは視神経だよ。脳と目の間の神経だよ。
神経って、こんなに太いんですか？神経って、目に見えないほど細いと思ってました。
神経の束だから太いんだよ。目と脳は、その神経で直結してるんだよ。
目の中って、真っ黒なんだね。初めて知った。
だもん、眠くなっちゃうよね。
目の外側の膜、なかなか切れないね。
ホント。堅いなぁ。ハサミが入らない。
目を守ってるんだから、仕方ないか。
アッ、少し切れた！
うわぁ！ 透明だよ！ 見て見て！
ホントだ。すごいねぇ。
そこ、角膜って言うんだよ。
横から見たら、ホントきれいですね。
レンズって、まあるいんだね。フニャフニャしてるけど、これでよく見えるね。
ホント。虫眼鏡のレンズみたいだと思ってた。
白目の所って、血、流れてないのかな？
白いから、表面は流れてないんじゃないの。
目の構造を一つ一つ確認しながら、素直に疑問や感動の言葉を残していく生徒達。生徒達のそういう素直な心に直接触れることのできる教員という仕事は、本当にいい仕事だと改めて思います。でも、そう思わせてくれる日立北高の生徒が最高なんです！
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