Nippoku Style | ウニの発生
 
 午前中、2年生が行ったウニの発生の実験を参観してきました。
 生きているウニから卵と精子を採取し、自分でプレパラート上で受精させ、その直後に受精膜が形成されるまでを観察しようという実験でした。
 スポイトを使い、プレパラート上で受精させた後、顕微鏡で受精膜ができる様子を観察しましたが、理屈は簡単でも、いざ自分でやってみるとなかなか上手くはいきません。教科書には、受精後のキレイな写真が載っていますが、実際に観察してみると、卵が変形していたり、ゴミがあったりなどして、生徒達は顕微鏡を覗きながら隣の友達に「見つからない。ねぇ、どこにあるの。」と連発していました。
 普段は顕微鏡など扱うことのない生徒達ですから、見ているだけでも疲れます。中には、顕微鏡から顔を上げたと思ったら、「あー、目がけいれんしたー。」と言う者もいました。
 「受精」という生命現象の神秘的な出来事を顕微鏡をとおして垣間見た生徒達は、一体どんなことを感じてくれたのでしょうか。


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