Nippoku Style | 部屋中に豆腐のいいにおいが
 
 朝強かった雨も上がり、昼頃には青空も顔を覗かせました。ちょうどその頃,私は4時限目の家庭科の授業を参観していました。今日は調理実習の日で、生徒達は大豆から豆腐を作っていました。
 予め水につけておいた大豆をミキサーで液状(呉汁)にし、それを布で漉して豆乳を絞りだし、そこににがりを加えて固まらせ、最後に豆腐とおからをつくる実習でした。その操作を1時間で終わらせるのですから、結構ハードな実習です。
 呉汁を布で漉して豆乳を絞るとき、生徒達はその加減がわからず、大騒ぎをしながらも楽しそうに、二人で力を合わせて布を絞っていました。
 絞った豆乳を温めるときも、温度計を見て真剣に温度管理しながら温めていました。しかし、ちょっと目を離したすきに豆乳が泡状にふくれあがり、鍋から噴き出してしまったグループもありました。
 布から豆乳を絞り出すとき、「あっ、お豆腐のにおいがする。」と感激する声も聞かれ、みんなで協力しながら楽しそうに豆腐づくりをしていました。
 生徒達が1時間でスムーズに実習できるのは、事前にきちんと準備してくれている先生方の苦労があることを忘れてはなりません。本当にご苦労様です。


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