Nippoku Style | テキパキと実験できました
 
 1年生が中和滴定の実験をしました。
 はじめての化学実験です。食酢中の酢酸の濃度を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)水溶液を使ってはかる実験です。食酢を10倍に薄めたり、一定濃度の水酸化ナトリウムをつくることから始めます。後片付けまで50分で終了するのはなかなかたいへんな実験です。
 担当教諭から実験の進め方や注意事項があり、早速実験に取りかかりました。水酸化ナトリウムの取扱いには細心の注意が必要です。石けん作りには濃度にして約30%の水溶液を使いますが、このような高濃度の水溶液はきわめて危険で、皮膚についたら激しく皮膚を侵し、ほんの1滴でも目にはいると失明のおそれがあります。
 ホールピペットという一定量の液体を測り取るガラス器具の扱いはとても難しいのですが、慎重に食酢を吸い上げることができました。「スッパイ〜」食酢を口の中に吸い込んでしまってむせているものもいました。失敗するのもいい経験になります。
 実験するスピードもはやく、この実験の重要ポイントである中和点の見極めのところも慎重に行っており、好印象を持ちました。実験後の後片付けも教師の指示通りテキパキとできました。はじめての実験としては上々のできです。
 「一事が万事」です。今年の1年生は、今後の成長がますます期待できそうです。楽しみになってきました。


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