Nippoku Style | これがユキノシタ?でもとってもうつくしい
昨日はとても暖かく、今日も日差しは春らしくなりましたが、風がとても冷たく感じます。
「校長先生、家庭科室前のヒマラヤユキノシタがきれいに咲きました」との情報をもらい、撮ってきました。それがいちばん上の2枚の写真です。
『ユキノシタの葉』は高校生物の浸透圧の実験や気孔の観察に用いますので、馴染みがあります。年配の人であれば、ヤケドに張ったり、絞り汁を熱冷ましにします。また、天ぷらにして食べてもおいしいです。「白い花」を雪に見立て、その下に緑の葉がある様子から名付けたそうですが、風流な名前です。また、耐寒性が強く、雪がつもっても、その下に緑の葉があることから命名したとする説もあります。ユキノシタの葉や花の写真(岡山理科大学波田研究室植物雑学事典より借用)を、いちばん下に掲載しました。
ヒマラヤユキノシタは中央アジア原産の常緑の草花で、イワウチワの別名があります。葉が厚く、ウインターベゴニアの英語名は納得できます。花はとってもうつくしく、どこがユキノシタ科なのかわかりません。
この花は集散花序(しゅうさんかじょ)をなして、たくさん咲きます。「花序」とは花の配列状態のことで、花の配置、軸の長短、花柄の有無、比率等によりいくつかに分類できます。この花は主軸の先端に花がつき、少し下から横枝が出てその先に花がつきます。この模式図と花序がきれいに並んだ花もこのブログの上に掲載しました。
ヒマラヤユキノシタがユキノシタの仲間とはなかなか信じられませんが、花はほんとうにうつくしくて感動です。
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