Nippoku Style | 七夕に願いを込めました
 
 7月も2週目が始まりました。夏休みまで残すところ2週間です。
 先月末から先生方の授業を参観しています。3階へ向かうと、踊り場と階段を上がった3階の中央部分の2カ所に、七夕飾りがありました。願い事を書き込んだ短冊がいくつか下がっていました。3年生が書いたものでしょう。受験に係る願い事が多かったのですが、このようなものもありました。「野球部が甲子園に行けますように」「被災した方全員が元の生活に戻れますように」
 もともとは、手芸の上手な織り姫にあやかり裁縫が上達するようにお供えされた五色の布が、短冊へ変わったようです。魔除けに使われる「笹」はどんどん成長するので、願いが天に届くと考えました。
 七夕について、その起源を調べてみました。
 @もともと日本の神事であった「棚機(たなばた)」、Aおりひめとひこぼしの伝説、B奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」、この3つの行事から生まれたようです。それぞれ簡単に記します。
 @「棚機」は日本にあった禊ぎ(みそぎ)の神事(乙女が着物を織って棚にそなえ、豊作を祈ったり、けがれをはらうこと)で、着物を織るときに使われた織機が「棚機」。7月7日の夜に織っていた。
 A琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星は裁縫の仕事をつかさどり、わし座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星は農業の仕事をつかさどる。この二つの星が旧暦7月7日、一年に一度巡り会う。
 B乞巧奠は中国の行事。7月7日、織女星にあやかり裁縫が上達するように、庭先の祭壇に針などをそなえて星に祈りを捧げた。
 皆さんは何をお願いしましたか?その願いが叶うことを祈っています。



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