本校は本日から授業が開始されました。3学年すべての生徒が揃うと気が引き締まります。教職員も全員が顔を揃えました。この冬季休業中、大きな事故がなくてよかったと安堵しています。
この休み中に、正門北側のフェンス沿いに表示されている交通安全標語が更新されました。「お互いの 譲る心が 事故防ぐ(3の5 須藤 凌さんの作品)」いつも余裕をもって、譲る気持ちを持ちたいものですね。
2校時からは、通常授業となります。3年生はセンター試験間近ですので、それぞれ試験に向けた演習問題に熱心に取り組んでいます。私がカメラを手にして教室内に入っていっても、ほとんどの生徒は顔を上げません。皆、集中しています。
今年も大学入試センター試験を3年生ほぼ全員で受験します。「受験は団体戦」が試されます。茨城大学工学部の受験生控え室に、多くの仲間とともにいるだけで落ち着いた受験ができます。あとは自分を信じて、全力で取り組むだけです。健闘を祈っています。
○ 「探求する気持ちと情熱を持とう」
巳年の特徴は「探究心」と「情熱」と言われています。竜頭蛇尾に終わらぬよう、「今年の豊富」や「目標」をいつも忘れず、探求する気持ちと情熱を持ち続けましょう。
○ 「幸運の女神の前髪を掴もう」
人間には一生の間に、幸運が3回あるという人もいれば、10回という人もいます。回数は人それぞれかもしれませんが、少ないチャンスを絶対モノにするという気概はもっていてほしい。
「あの時が幸運を掴むチャンスだったのに掴み損ねた」「あの時は気がつかなかった」と後悔しても取り返しはつきません。
社会の動きは年々早まっています。どんどん変化していきます。激動の社会を生きていく中で、皆さんにはチャンスを掴んでもらいたいものです。
実力があることはもちろんですが、幸運を掴むには「決断」と「覚悟」もなくてはならない。迷っていては「幸運」を掴むことはできません。
「備えあれば憂いなし」です。そして、「決断」と「覚悟」をもって、幸運の女神の前髪を掴んでください。
○ 「上手な言葉の使い方を」
経済団体の調査では「世の中で必要とされる力」は「コミュニケーション能力」が群を抜いて1位でした。続いて「チャレンジ精神」や「主体性」などが続いています。
勉強ができること、知識が豊富なことは大切ですが、社会にでると「人と人の関わりがきちんとできる」ことはそれ以上に大切です。
ロバート・バートンの『確信する脳「知っている」とはどういうことか』にあった話が面白かったので紹介します。
これから、皆さんのよく知っていることがらについて、詳しい説明をします。何のことを説明しているのか、考えてください。
・新聞は雑誌よりよい。
・海岸は道路より良い場所である。
・最初は歩くより走る方がよい。
・ある程度の技術はいるが、簡単だ。
・1度うまくいったら、障害はほとんどない。
・同じ事をする人が多すぎると、問題が起きることがある。
・岩は碇の代わりになるが、切り離されると2度目のチャンスはない。
何を言いたいのか、わかった人は少ないでしょう。答えは「凧揚げ」です。
人に何かを伝えたい時、ポイントやキーワードを押さえていないと、言いたいことが伝わらないだけでなく、相手をイライラさせてしまうことがあります。
自分の思いを相手に伝えるための、一つのヒントになると思います。あらゆる機会を通して、言葉の使い方を磨いてください。きっと、あなたの人生を豊かにします。