Nippoku Style | 『いのちの講演会』が開催されました。
26日(木)『いのちの講演会』が開催されました。『いのちの講演会』は 茨城県警察本部・茨城県生活環境部の共催事業として、講師に佐藤清志様をお招きして開催いたしました。
『いのちの講演会』とは、殺人事件や悪質な交通事故・交通事件によってかけがえのないご家族をなくした方や事件によって大変な障害が残った被害者の方、そのご家族などから、犯罪の被害にあわれた時の深い悲しみ、抱えるつらい思い、苦しみ、被害後に体験したお話などを聞き、被害者の方や被害者のご遺族、ご家族への接し方などを学ぶ授業です。
『〜娘を交通事件で奪われて〜』という演題でご講演いただきました。
私は、平成16年の交通事件により、突然愛する娘を失いました。あまりの悲惨さに言葉を失い、深い悲しみに沈む毎日でした。何もする気になれませんでした。事件から2週間後に生まれた長男の誕生にも喜びはわきませんでした。申し訳ない気持ちで一杯です。その後、なかなか人の死には近づけませんでしたが、親戚のおだやかな死顔をみて考えが変わりました。また、同じ時期に犯罪被害者という境遇の遺族たちとの出会いもあり、彼らとの語らいによりようやく心の癒やしを得ることができました。同じ境遇の方々の力になりたいと考え、公益社団法人 被害者支援都民グループに所属して、犯罪被害者を支援する活動を展開しています。学生・生徒向けの講演会も大事な活動の一つです。また、事件後、 訴訟・裁判・判決などを通して様々な問題点を確認しました。交通事件被害者・犯罪被害者を少しでも少なくするために、状況改善のための地道な運動を進めています。
・交差点の交通システムの危険性の確認 ・歩車分離信号の必要性
・交通犯罪の刑の軽さ(酒酔い運転重罰化) ・ 交通事故はすべて過失と見なす法体系
・犯罪被害者に対する理解のなさ ・自転車問題(加害・被害の両面)
・子どもの事件防止、被害防止はすべて『大人の責任』 本日の話題をご家庭に持ち帰り、ご家族と語り合っていただきたいと思います。 『他人の笑顔が喜べる社会』そんな気持ちをみんなが持てれば、すべての面で社会が良い方向にすすむのではないでしょうか?
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