昨日に引き続き、すばらしい快晴です。カメラ片手に朝の校庭を散歩していると野球部が朝練を頑張っていました。体育館では、バスケットボール部員が自主練習をしていました。　　さらに進んでいくと、武道場の裏側に普段見かけないものがたくさんありました。

　近づいてみてやっとわかりました。弓道部の顧問が弓道の射場づくりのための基礎工事をしていたようです。弓道部は、部に昇格したのがごく最近で、プールとフェンスの間の狭いスペースを使って練習していました。3年前から、顧問が環境整備に乗り出し、少ない予算から材料を揃え手作りで練習場を整備してきました。しかし、肝心の矢を射る射場は整備できず、土の上で運動靴を履いて練習していました。公式戦では、足袋をはいて矢を射るのですが、普段は足袋をはいた練習は全くできません。さらに、練習場に屋根も無いので、雨が降れば練習できない状態でした。

弓道部に入部する生徒は、ほぼ初心者で、弓道を指導できる専門の顧問もいません。練習環境を整っていません。しかし、毎年多くの生徒が入部してきます。生徒たちは、こんな環境の中でも是非とも県大会に出場したいと頑張っています。この情熱に、弓道部が奮起し、屋根付きの射場づくりに着手したようです。生徒たちが、天候を気にせず十分練習できる射場を目指して、手作りで頑張っています。完成する日が今から待ち遠しいです。いつもながら、本校の先生方の愛情溢れる指導には頭が下がります。日立北には、目標を決めてそれに向かってひたすら努力する生徒と、それを全力でサポートする先生方がいます。　　　　　　　　　　　　　この生徒・教職員の一人一人が、日立北高の誇りです。