Nippoku Style 34回目の新入生を迎え、入学式を行いました
 
 好天に恵まれ、平成26年度入学式を多数の来賓、保護者出席の下で、盛大に挙行することができました。本日は火曜日ですが、両親が揃って出席されているご家族も数多く見られました。
 今春の本校の入試倍率は1.21倍で、受験生の学力は高く、意欲あふれる優秀な生徒が入学しております。入学時点における「進路希望調査」において、国公立大学への志望がほとんどであり、理系を希望している者が多いのが特徴的です。また、高校で力を入れたいことは何か、との問いには、学習と部活動の両方と答えている者が圧倒的に多数でした。「文武不岐」を掲げ、特色選抜で定員の10%を選抜したことも影響していると考えられます。
 本日の入学式においても、担任から呼名されて、自信のある声で「はい!」としっかりした返事をしていた者がとても多く、たいへん頼もしく感じました。返事を聞きながら内心では「そうか、しっかりガンバッテくれ」と応援しておりました。
 入学式終了後、来賓の方々から「とてもすばらしい入学式でしたね」「いい子どもたちですね、鍛え甲斐がありますね」とのお褒めの言葉をいただきました。
 本日の式辞の一部を紹介します。
  新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 
 入学生の皆さんに、二つのことをお話したいと思います。
一つ目は、本校での高校三年間の生活をとおして、何かに情熱を傾け、目標に向かって「一生懸命に努力する生き方」を身につけてほしいと言うことです。
私たちの一生を考えるとき、高校三年間という時間は、とても大きな意味のある三年間です。この三年間をどう過ごしたかによって、その後の生き方が大きく左右されるといっても過言ではありません。この三年間を真摯に生活したものとそうでない者とでは、これからの人生の中で、物の考え方や物事への取り組み方に大きな違いが出、その結果として人生そのものも違ってくると考えます。
何かに情熱を傾ける、何かに向かって一生懸命に努力を続ける、口で言うことは簡単ですが、実行することはとても難しいものです。自分一人では、なかなかうまくいかないかもしれません。そういうとき、皆さんとともにある私たち教職員や上級生を信じて、ついてきてください。
 次に二つ目です。  二つには、「人との交わりを大切にする」ということです。
高校では、学習活動が第一ではありますが、文化祭などの学校行事や部活動は、「人として成長する」ために大きな意味があります。これらの活動に積極的に取り組んでほしいと願っています。これらの活動を通して、同じ時間を共有し、人とふれあい、人を理解し、心を通わすことで友情を育むことができます。人は、いつでも人との関わりの中で自分を知り、人を理解してこそ、やさしさを身につけることができます。 本校で、生涯大切にできる友情を育て、親友を見つけることを願っています。

新入生の皆さんが、今日の喜びを忘れずに、心身を十分に鍛え、この三年間が、実り多いものとなることを期待いたします。
 


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