Nippoku Style | 夏期アメリカ親善研修 4日目です。    
アメリカ親善研修4日目の様子を下村レポートで紹介いたします。
アメリカ研修4日目です。
下の写真は教会での写真です。
 日曜日の今日はFirst Congregation Christian Churchという教会に行き礼拝に参加しました。この教会はアメリカの公民権運動の歴史との関わりが深い歴史ある教会です。教会では賛美歌を歌ったり牧師さんの説教を聞いたり聖書の音読をしたりしました(合計約1時間半!)。 牧師さんは参列者に日北生を紹介されて、「私も日立に行ってみたい。私の顔を覚えておいてください。」とおっしゃってくださいました。帰りに生徒達は御礼に校歌を歌いました。生徒達は大きな声で堂々と歌い、参列者と牧師さんから大きな拍手をもらいました。  
午後はCivil Rights博物館に行きアメリカの公民権運動(黒人に対する差別撤回、公民権の獲得を目指した運動)について学びました。私たちがいるアラバマ州はアメリカの公民権運動の歴史において重要な役割を果たした場所です。Civil Rights博物館にはアメリカ全土から多くの観光客が訪れており、公民権運動の歴史を現代に伝える大きな役割を果たしています。アメリカでは南北戦争以降、奴隷解放が実現されましたが、実際には黒人に対する人種差別は根強く残っていました。1950年以降もアメリカでは黒人は白人と差別されており、博物館内に保管されている古い店の看板から、黒人は入れない店があったり、トイレが白人と黒人で分かれていたり、バスには白人専用の席があったことなどを学ぶことができました。ここアラバマ州は、こうした人種差別の解消を求めた大衆運動の始まりとなった場所です。アラバマ州から始まった差別撤廃を求めるボイコットやシット・イン(座り込み運動)はアメリカ全土に広がり、キング牧師の「I have a dream」とう有名な演説に繋がります。そしてついに1964年に公民権法(Civil Rights Act)が制定され、長年アメリカで続いてきた人種差別は終わりを告げました。生徒たちは様々な人種がいるアメリカの歴史を学ぶことで、彼らのルーツを知り、さらにアメリカ人とアメリカについて理解が深まったようです。世界史を専攻している2年生の生徒は特に興味を持ったようで売店で公民権運動に関する書籍を購入したり、別の何人かの生徒はキング牧師の "I have a dream"の演説の原稿を買って牧師のスピーチを暗記すると意気込んでいました。学びの多い休日となりました。
下の写真は、キング牧師像です。 

以下は語学研修の様子と食事風景です。講師の先生ばかりでなく、大学生のボランティアの学生も毎日ついてくれて充実した語学研修になっています。
美味しそうなメキシコ料理で、生徒たちもで楽しそうですね!
早朝から、ランニングをしています。谷田部先生と女子硬式テニス部員2名です。約20日間練習できないので、体力を維持するために毎日やっているようです。帰国直後の7月末に夏期大会があります。
さすが文武不岐を目指す日立北高生です。素晴らしい。頑張れ 日立北高 硬式テニス部!
研修の様子は、順次報告いたします。


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