Nippoku Style | 山岳部は北アルプスで合宿しました。
本校の山岳部は、北アルプスで合宿しました。加藤教諭のレポートで紹介いたします。
 夏山合宿 報告書
日  時:8月18日(月)〜8月22日(金)
場  所:中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳 縦走
参加人数:1学年3名 2学年4名 顧問2名

 初日,中房温泉に幕営。となりのテントに幕営した東京工業大学「渓友会」のみなさんとお近づきになる。
  2日目,早朝5時過ぎに出発。北アルプス三大急登の一つ合戦尾根を登る。15s〜20sの荷物を背負っての登山はやはりきつい。合戦小屋での休憩を挟み11時半ごろ燕山荘に到着。午後の雷を回避するため,燕岳にはアタックせず,そのまま稜線沿いに大天井岳へと向かう。稜線を歩き始めた矢先,ライチョウの姿を確認。あまり警戒した様子も見せず,ピョコピョコと登山道を歩く姿は可愛らしいものであった。稜線沿いは若干ガスがかっていて風も強かったが順調に歩を進めることができた。2日目の危険箇所,「喜作新道」では1年生にとって初めての鎖場となるため,慎重に3点支持を心がけて下るよう指示。無事最後の分岐まで歩を進めるも,登山開始から9時間近くが経過し幕営地・大天荘へと進む足取りは重い。15時過ぎ大天荘に到着。強い稜線上の風が吹きすさぶ中,テントを設営。その後,大天井岳まで10分のアタック。山頂にて東工大の皆さんと合流,記念写真を撮る。
  3日目,早朝6時前に大天荘を出発。横通岳を通り,常念岳に向かう。常念岳山頂からは通常であれば穂高連峰から槍ヶ岳に繋がる大パノラマが展望できるのだが,この日は生憎 穂先全てに雲がかかっていたためその眺望を拝むことができなかった。常念からの下りは岩場が多く慎重に歩を進める必要があり,1年生はまだ足運びが覚束なく今後の課題として指導が必要であると感じた。200mほど下った後,また200m上のピークを目指す箇所が2カ所ほどあり,前日からの疲れを残した身体にとっては非常に堪えるものであった。ようやく蝶ヶ岳ヒュッテに到着。幕営手続きを済ませ早々に眠りにつ。
  4日目,蝶ヶ岳を後にし,長塀山(ながかべやま)尾根伝いに下っていく。勾配はきつくないものの,いまだ疲れの取れない身体にとっては下りの歩み一つ一つが足に響くきついものであった。徳沢を越え,上高地手前の小梨平に到着。3日ぶりの風呂を満喫。  5日目,帰宅の途につく。
 今年の山岳部は、部員数も多くやる気満々です。今回の合宿で、筋力トレーニングや持久力の大切さを身を持って体験しました。互いに競い合い、高めあって頑張れば、関東大会どころかインターハイも夢ではありません。
体力ばかりでなく、テント設営技術や天気図作成・天気予報も継続して学習し、『目指せインターハイ・頑張れ山岳部』 


copyright (c) Hitachikita , All Rights Reserved

Supported by 日立北高等学校同窓会「北窓会