Nippoku Style | 山岳部は関東大会に出場しました。
 
 本校の山岳部は、11月7日から9日までの3日間、東京都奥多摩方面で開催された関東大会に出場いたしました。
 本校登山部は、10年連続して関東大会に出場中です。毎年悪天候に悩まされる大会ですが、今回は天候にも恵まれた楽しい大会になったようです。苦しい坂道を頑張って昇った結果、山頂で眺める素晴らしい風景をご覧下さい。皆さん、山に登りたくなりませんか?
以下は、引率した加藤教諭のレポートです。

 第58回関東高等学校登山大会 レポート

期日:平成26年11月7日(金)〜9日(日) ※6日(木)に前泊
於:奥多摩山系(浅間嶺)
 6日,日立市を発ち青梅市のかんぽの宿に到着。大会に備え温泉につかり鋭気を養う。初日,奥多摩町立氷川小学校での開会式,各都道府県上位8校(ただし開催県の東京都は10校,神奈川県は16校が一堂に会する。
 各県を勝ち抜いただけあり,その顔つきは精悍そのもので今大会への意気込みがひしひしと伝わってくる。
 開会式後,A〜C各隊でバスに分かれ,今大会の幕営地「山のふるさと村」へ。  標高は500mにも満たないが,日立の温暖な気候に慣れた身としてはやはり少し肌寒い。
テント設営後,夜食の準備に取りかかる。おでんの熱さに目を丸くする場面もあったが,しっかりと完食し2日目の体力を十分に蓄えることができた。21時に睡眠につくも,野生のタヌキによってテントからゴミやシャツなどが掠め取られるトラブルに見舞われたが,幸いにも食糧への被害は免れた。
 2日目,いよいよ登山行動開始。本校はC隊として「上川乗」―「浅間嶺」―「風張峠」―「鞘口峠」を経て幕営地へのコースを辿る。序盤勾配は緩いものの3kmほど登りが続くため,浅間嶺に辿り着いたときには汗でビショビショになり身体が冷えていくのを感じた。多少紅葉が薄れてきたものの,展望台からの眺望は素晴らしいものがあり登ってきた甲斐を感じさせるものであった。その後は大きな起伏もなく,峠道を延々と辿るコースのため徐々に飽きが出てくるも,大きな問題もなく14時半無事幕営地に到着。主催者から豚汁が振る舞われ,冷えた身体を十分に温めた後,夜食の準備に取りかかる。2日目はカレー。少し水っぽさは残るが疲れた身には関係なくあっという間に平らげてしまった。7時過ぎ,茨城県代表の呼びかけで生徒自身の手による懇親会が企画され多くの生徒が参加した。過去にはその懇親会を通して成立したカップルもあったとのことで,この機会を逃すまじと男女とも気合いが入っていたようである。親交を深めた後,タヌキ対策も十分に寝所に就く。
 3日目,幕営地を離れ閉会式会場へ。安田学園高校ダンス同好会によるアトラクション披露の後,閉会式が閉幕。今大会は順位を競わないものではあるが,長時間にわたる登山行動を経て得るモノは大きく,今後の活動に向けた糧としていきたいと感じさせる大会であった。


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